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3次元画像コンファレンス

3次元画像コンファレンスについて

沿革

15周年を迎えて

2007年度実行委員長 周藤安造(東海大学)

3次元画像コンファレスは当時、東京工業大学の本田捷夫先生(現千葉大学)の提唱で始まった画像電子学会の3次元画像調査専門委員会の活動が母体となって1993年に発足し、爾来、分野や専門を超えて3次元画像に関する研究調査活動をして参りましたが、今年(注:2007年)で15周年を迎えました。当初は事務局を画像電子学会にお願いしておりましたが、その後、(株)精機通信社(当時松下要社長)の支援をいただき現在に至っています。

当初は15年も続くとは思っていませんでしたが、これもひとえに協賛をいただいている学会・研究会や事務局をはじめ多くの皆様のご支援・ご協力の賜と感謝申し上げる次第です。運営は画像電子学会をはじめとする5学会・研究会の持ち回りで、節目の15周年をたまたま日本医用工学会が担当することになった次第であります。

さて、3次元画像コンファレス2007実行委員会・プログラム委員会では、この節目の15周年にあたり、いくつかの企画をしております。

まず3次元画像コンファレンス初代実行委員長の本田捷夫先生に「2015年の立体映像普及予想」と題して15周年記念にふさわしい講演をお願いしております。また、招待講演は科学警察研究所の宮坂祥夫先生の「白骨死体からの顔貌の復元」ですが、これは3Dのアナログからデジタルへの展望も含めた新分野技術の紹介であり、まさしく異分野の3D交流を標榜する当コンファレンスにふさわしい演題と言えます。さらに、今年は担当学会が日本医用工学会でもあり、「医療分野における3D」に焦点を当てた「企業セッション」を設け、この分野での代表的な企業に3Dの多様な応用に関する最先端技術を紹介してもらいます。その他、一般講演28件、ポスター21件を予定しております。一方で、論文集も表紙の刷新を行うなど手を加えました。

本文冒頭では、節目の15周年に当たり、2007 年の担当学会である日本医用画像工学会長赤塚孝雄氏はじめ画像電子学会など5つの協賛学会長より「今後の3次元画像コンファレンスへの要望と期待」などに関する誠に心温まる励ましのメッセージをいただき、掲載させていただきました。多忙な中、時間を割いてご寄稿いただきました会長の皆様に感謝申し上げますとともに、各分野の期待に添うべく3次元画像コンファレンスは今後も異分野における3D技術交流の場として、その責務の大きさを痛感する次第であります。また、何人かの歴代実行委員長からは当時を回想していただきましたが、それぞれに当時が思い出され、ご苦労、ご努力など15年の時の流れが垣間見えます。

最後に、この機会に、3次元画像コンファレンス2007年実行委員会・プログラム委員会は、「15年の歩み」について整理・掲載し、これまでの活動を振り返り、この15周年が新たな前進への第一歩となればと思う次第です。どうか、今後とも一層のご指導・ご支援をお願いいたします。

2007年7月12日
3次元画像コンファレンス2007年実行委員長 周藤安造
プログラム委員長 小林 稔
実行委員・プログラム委員一同

※2007年度15周年記念予稿集より転載

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